「水泳は筋肉が落ちる」という話を聞いたことはありませんか?
健康的で全身運動として人気の水泳ですが、実際に筋肉量への影響について疑問を持つ方も多いでしょう。
水中での運動は関節への負担が少なく、老若男女問わず続けやすい運動として知られていますが、筋肉の維持や増強という観点では注意すべきポイントがあります。
本記事では、水泳が筋肉に与える実際の影響について科学的な視点から詳しく解説します。
部位別の筋肉への効果、なぜ水泳だけでは筋肉が落ちやすいのか、そして筋肉を維持しながら水泳を楽しむための具体的な方法まで、幅広くご紹介していきます。
水泳愛好者の方も、これから水泳を始めようと考えている方も、ぜひ参考にしてください。
1. 水泳で筋肉が落ちるって本当?実際のところを解説

水泳は健康を促進する素晴らしい運動として、多くの人に親しまれていますが、時には「水泳を続けると筋肉が落ちる」という声を聞くこともあります。
この見解にはいくつかの理由があり、ここではその詳細を探ってみましょう。
水泳と筋肉の関係
水泳が筋肉に与える影響を理解するには、その特質について知っておくことが重要です。
水中での運動は、浮力が関節に与える負担を軽減し、全身の筋肉を使います。
ただし、このトレーニング方法には限界があり、筋肉量に影響を及ぼす以下の要因が存在します。
- 筋肉への負荷の違い: 水泳では水の抵抗を利用して筋肉に負荷をかけますが、その運動強度は自重トレーニングやウエイトトレーニングに比較すると低いため、特定の筋肉に対して十分な刺激を与えることが困難です。
- 使用する筋肉部位の偏り: 泳ぐスタイルによって強化される筋肉が異なるため、特に上半身の筋肉があまり鍛えられないことがあり、その結果、筋肉量の維持が難しくなることがあります。
筋肉が落ちるメカニズム
水泳を継続することで必ずしも筋肉量が減少するわけではありません。
特定の条件を整えることで、筋肉を維持または増加させることも可能です。
筋肉が落ちる原因として考えられる要素には以下のものがあります。
- 長時間の水泳: 長時間の水泳セッションは、持久力を重視する体の状態を引き起こし、筋肉の成長を妨げることがあります。
- 栄養不足: 水泳は非常にカロリー消費が高く、栄養を適切に摂取しなければ筋肉を維持することが困難になります。
- 筋力トレーニングの不足: 水泳だけでは不十分で、筋力トレーニングを併用しなければ腕や背中の筋肉の量を保持することが難しいのです。
水泳は目的別に色々なメニューがあるので、それに応じたものを選択すれば良いと思います。
私は、ゴリゴリに行きたいタイプですので筋トレをセットしながら泳いでいます。
具体的な影響
水泳が特に影響を及ぼす筋肉部位について具体的に見ていきましょう。
- 下半身の筋肉: クロールや平泳ぎを行うことで、大腿四頭筋やふくらはぎを効率的に鍛えることができます。
- 体幹筋群: 水泳中は体を安定させるために体幹筋が常に使用されるため、インナーマッスルも自然に強化されます。
水泳の特有の筋肉刺激を理解し、それを活用することで、筋肉量を減少させずに維持するための戦略を考えることが可能です。
浮力という不思議な世界がありますから、水の中でふあふあしているだけでは筋肉は付きませんね。
2. 水泳が筋肉に与える影響を部位別にチェック

水泳は、全身の筋肉を均等に活用できる優れた運動方法です。
しかし、どの泳法や運動量を選ぶかによって、鍛えられる筋肉の部位は様々です。
ここでは、水泳がどのようにそれぞれの筋肉部位に影響を与えるのかを詳しく見ていきましょう。
下半身の筋肉
水泳における下半身の筋肉は、安定性と推進力を維持するために非常に重要です。
泳法によって目的の筋肉群が異なりますが、特に以下の筋肉が鍛えられます。
- 大腿四頭筋: 特にクロールや平泳ぎでは、水を蹴る動作が強調され、この筋群がしっかりと強化されます。
これにより、太ももの伸展力が向上し、持久力も高まります。 - 内転筋: 平泳ぎを行う際は、脚の動作が内転筋の強化にも寄与し、股関節周りの柔軟性向上にもつながります。
体幹の筋肉
水泳中は、体幹筋群が絶えず活性化しています。
この部位では特に以下の筋肉が重要な役割を果たします。
- 腹直筋・腹斜筋: スポーツパフォーマンスのための呼吸や姿勢維持にこれらの筋肉が重要です。
水中での浮力により、持続的に緊張させることができ、体幹をしっかりと鍛えることができます。 - インナーマッスル: 水泳はバランスを意識しながら行うため、インナーマッスルが効果的に鍛えられ、その結果、ボディラインの引き締めにも貢献します。
上半身の筋肉
上半身については、腕や背中の筋肉が泳法ごとに特に強化されます。
- 広背筋: バタフライや背泳ぎでは、特に広背筋が活発に使用されます。
腕を大きく動かすことで、背中が引き締まり、姿勢を改善する作用もあります。 - 上腕三頭筋: クロールやバタフライでは、腕の力を効果的に使うため、この筋肉群が強化されます。
特に筋持久力向上に寄与します。
特定の泳法ごとの影響
水泳の各泳法では、筋肉への影響がそれぞれ異なります。
- クロール: 全身を使うため、下半身から上半身までバランスよく鍛えられ、筋力向上に貢献します。
- 平泳ぎ: 特に下半身が重視されるこの泳法では、脚の筋力が効率よく強化されます。
また、キックによって内転筋や臀部も同時に鍛えられるのが特徴です。 - バタフライ: 難易度が高く、全身の大きな筋肉が連携して働くため、全体的な筋力と柔軟性を磨くことが求められます。
水泳は特定の筋肉群に焦点を当てながらも、全体をバランスよく鍛えることができる素晴らしい運動です。
それぞれの部位に与える影響を理解することで、自分に最適なトレーニングメニューが選べるようになります。
バランスよく各部の筋肉を鍛えるには4泳法すべて泳いだ方がいいですね。
3. 水泳だけだと筋肉が落ちやすい理由とそのメカニズム

水泳は全身の筋肉を使う効果的な有酸素運動ですが、筋肉を維持し増やすためには、戦略的なアプローチが不可欠です。
特に、水泳だけを続けると筋肉が減少しやすい理由とそのメカニズムについて詳しく見ていきましょう。
筋肉に与える負荷の違い
水泳中に体にかかる負荷は、陸上での筋力トレーニングと異なります。
水中での運動では浮力が働き、筋肉や関節にかかる直接的な負担が軽減されるため、水泳はリハビリや体力維持に適した運動と考えられています。
しかし、筋肉を成長させるために必要な負荷はそれほど強くなく、自重やウェイトを使ったトレーニングと比較すると、筋肉の肥大が促されにくいのです。
このため、単独で水泳を続けるだけでは筋肉量が減少する可能性があります。
上半身への影響
水泳のスタイルによっては、上半身の筋肉、特に上腕三頭筋や広背筋が十分に使われないことが多く、筋力の維持が難しくなります。
たとえば、クロールやバタフライでは下半身が活動の主軸となるため、上半身の筋肉への負担が軽くなりがちです。
このように、筋肉の使い方にバランスが欠けることが、筋肉が減少する一因となっています。
筋肉の再合成能力
筋肉の再合成能力も重要な要素です。
若年層はこの能力が高いので、水泳のみでもある程度の筋力を保つことが可能ですが、中高年層になると基礎代謝の低下とともに筋肉量が落ちやすくなります。
このため、水泳だけでは筋力を維持し続けることが困難になる場合が多いのです。
有酸素運動と筋肉量の関係
水泳は有酸素運動の一環であり、持続的な運動を通じて心肺機能が向上しますが、主に遅筋が鍛えられるため、速筋の発達には限界があります。
速筋は高負荷でのトレーニングによって育成されるため、単に水泳を行うだけでは筋肉が細くなるか、筋量が減ってしまう可能性があります。
これは体がエネルギーの効率的な利用を図る自然な反応でもあります。
このような理由から、水泳を行う際には水泳が引き起こす筋肉の減少リスクを理解し、適切なトレーニングを併用することが重要です。
水泳のメリットを生かしつつ、他のトレーニングを組み合わせることによって、全体的な筋力のバランスを保つことができるでしょう。
70歳の私は、水泳と筋トレを組み合わせて逆三角形の体型を整えています。
やはり、いくつになっても水泳をやる限り競泳選手の体型には憧れます。
4. 筋肉を落とさずに水泳を続けるための具体的な方法

水泳を続けながら筋肉を落とさないためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。以下に効果的な方法を挙げます。
有酸素と筋トレのバランスを取る
水泳は優れた有酸素運動ですが、筋肉の維持や増強には筋トレも不可欠です。
水泳に加えて、週に2~3回の筋力トレーニングを取り入れることで、筋肉の収縮負荷を高めることができます。この際、以下のような種目をおすすめします。
- 軽いダンベルを使った上半身トレーニング
上腕三頭筋や広背筋を意識して鍛えます。 - チューブを使ったサイドレイズやローイング
水泳で使う筋肉を意識した動作をすることで、より効果があります。
筋トレは水泳の日とは別の日に行うか、水泳の後に軽く行うと良いでしょう。
効率的な泳法の選択
泳法によって鍛えられる筋肉は異なります。筋肉を落とさないためには、特に以下の泳法に注目しましょう。
- バタフライ
上半身の筋肉、特に肩や背中を重点的に鍛えることができます。 - クロールと平泳ぎ
下半身や体幹も強化され、全身まんべんなく使えるため愛用の泳法に取り入れましょう。
栄養を意識した食事
水泳で筋肉を保つためには、適切な栄養摂取も重要です。特に、以下のポイントを意識しましょう。
- 高たんぱく質の食事
鶏肉、魚、卵、豆類などからたんぱく質を摂取し、筋肉の維持と修復を助けましょう。 - 運動前後の食事管理
運動前に軽食としてバナナなどの糖質を摂取し、エネルギーを補充します。
運動後はプロテインや高たんぱく質な食事を心がけ、筋肉の成長を促進します。
乳酸を感じない範囲でのトレーニング
水泳中に筋肉が疲労すると、乳酸が溜まりやすくなります。
そのため、あまり無理をせず、軽い負荷で長時間泳ぐことを意識しましょう。
例えば、有酸素運動として30〜40分間の持続的な泳ぎを行い、無理なく疲労を感じる範囲でトレーニングを行うことが大切です。
ストレッチで柔軟性を向上
水泳前後には全身のストレッチを行い、筋肉をしっかりほぐすことで、運動効果を高めるだけでなく怪我のリスクも減少します。
特に、日常的に行うことで筋肉の柔軟性が向上し、より大きな動作が可能になります。
これらの具体的な方法を実践することで、水泳を楽しみながらも筋肉をしっかり守ることができるでしょう。

5. 水泳と筋トレを組み合わせた効果的なトレーニング法

水泳と筋トレを効果的に組み合わせることで、全身の筋力を効率よく高めることができます。
この二つのトレーニングは、互いに補完し合い、理想的なボディラインを手に入れるための強力な手段となるでしょう。
以下では、具体的な組み合わせ方法とその効果について深掘りしていきます。
水泳前の筋トレで効果的に脂肪を燃焼
水泳を行う前に筋トレを行うことは、体脂肪を燃やすために非常に効果的です。
筋トレによって成長ホルモンが分泌され、基礎代謝が向上した状態で水泳に挑むことで、脂肪燃焼効果が高まります。
具体的には、次のような順番でトレーニングを行うことを推奨します。
- 準備運動(5分) – 筋トレと水泳前に必ず行い、体を温めます。
- 無酸素運動(筋トレ)(30分) – 大きな筋肉群をターゲットにしたメニューを選ぶと良いでしょう。
具体的なメニュー例としては、スクワットやベンチプレスなどが挙げられます。 - 有酸素運動(水泳)(20分) – 自由形や平泳ぎなど、自分の好きな泳法で無理なく続けられるペースで泳ぎます。
- ストレッチ(5分) – トレーニング後のケアとして、全身をしっかりとストレッチします。
私は週5~6泳いでいますが、週1だけのスケジュールで筋トレの後に軽くお風呂に入り、その後はマスターズチームの練習に参加、インターバルなどの泳ぎを取り入れたメニューをこなし、その後にもう一度お風呂に入ります。
この日は特別感が満載です!
個々の部位に応じた組み合わせ
水泳と筋トレの組み合わせは、目的に応じて柔軟に対応できます。
例えば、上半身を鍛えたい場合は、プル動作に重点を置いた水泳と、上半身の筋トレ(ラットプルやプッシュアップなど)を組み合わせると効果的です。
一方、下半身を強化したい場合は、キック動作を重視した水泳と、スクワットやデッドリフトなどの下半身筋トレを行うと良いでしょう。
トレーニングスケジュールを設定する
忙しい日常の中でトレーニングを続けるためには、計画的なスケジュールが重要です。
以下のポイントを参考にして、無理なくトレーニングを組み合わせていきましょう。
- 平日の短時間トレーニング: 水泳を20〜30分だけ行い、別の日に筋トレを30分行うなど、時間の都合に応じて調整します。
- 週末の集中トレーニング: 休日を利用して筋トレを30分行った後、水泳を20〜30分追加することで、ボリュームを増やしやすくなります。
栄養補給の重要性
水泳や筋トレの効果を最大限に引き出すためには、適切な栄養管理も欠かせません。
特に、トレーニング前後には以下の栄養を意識的に摂取しましょう。
- トレーニング前: エネルギー源となるフルーツジュースやエネルギーゼリーを摂り、運動中のパフォーマンスを向上させます。
- トレーニング後: 筋肉の修復を支えるたんぱく質を中心に、早めに栄養補給を行います。
水泳と筋トレを組み合わせることで、身体全体をバランスよく引き締め、魅力的なボディラインを実現することができるでしょう。
豊富なトレーニングメニューを参考にしながら、ぜひ実践してみてください。
【完全解説】水泳で筋肉落ちるって本当?:まとめ
水泳は全身の筋肉を活用する優れた有酸素運動ですが、単独で続けると筋肉の減少を招くリスクがあります。
しかし、水泳と適切な筋力トレーニングを組み合わせることで、効果的にボディラインを引き締め、理想的な筋肉量を維持することが可能となります。
十分な栄養摂取とストレッチを取り入れながら、自分に合ったトレーニング方法を見つけていくことが大切です。
水泳のメリットを活かしつつ、筋力向上の効果も得られるよう、ぜひ本記事で紹介した内容を参考にしてみてください。
よくある質問
水泳を続けると本当に筋肉が落ちるの?
水泳は有酸素運動が中心のため、筋力トレーニングほどの筋肉への負荷がかかりません。
そのため、長時間の水泳やたんぱく質の摂取不足などの条件が重なると、筋肉が減少する可能性があります。
しかし、適切な筋力トレーニングを組み合わせることで、筋肉を維持することができます。
水泳で鍛えられる筋肉はどこなの?
水泳では全身の筋肉を使いますが、泳法によって強化される部位が異なります。
クロールや平泳ぎでは下半身の筋肉、バタフライでは上半身の筋肉が中心的に鍛えられます。
また、水中で体を安定させるため、体幹の筋肉も自然と強化されます。
水泳だけだと筋肉が落ちやすい理由は何?
水中での運動は関節への負荷が軽減されるため、筋力トレーニングほど筋肉への刺激が強くありません。
特に上半身の筋肉が十分に鍛えられないことが筋肉減少の要因となります。
また、有酸素運動が中心のため、筋肉の成長に必要な負荷が不足する可能性があります。
水泳と筋トレを組み合わせるとどのような効果が得られるの?
水泳と筋力トレーニングを組み合わせることで、有酸素能力と筋力を両立させることができます。
水泳前に筋トレを行うことで脂肪燃焼効果が高まり、個人の目的に合わせて水泳と筋トレを組み合わせることで、理想的なボディラインを手に入れられるでしょう。
また、適切な栄養補給も重要です。


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