これから水泳を始めたい高齢者に向けて、クロールをおすすめする理由と具体的な練習方法をお伝えします!クロールは、全身の筋肉を強くして、心肺機能も高めてくれる願ってもない泳法です。浮力が関節への負担を軽くして、更にはリフレッシュ効果から気分が爽快で家族にも優しくなれます。クロールの泳ぎを通して積極的な生活を送って頂きたいと強く願っています。
【高齢者の水泳】クロールのメリット
全身運動
クロールは全身の筋肉を使うため体力向上に効果的で、高齢者としての手足の動きは頭の体操にも優れています。高齢者には非常に有り難い運動です。
高齢者である筆者はこの全身運動のおかげで、背筋がきれいに伸びて来ました!
今まで自身の背中のラインには、随分と老いを感じてはいましたが、今はスーッと伸びた背中がまぶしく見えるほどです。
関節への負担が少ない
クロールを泳ぐための水中では身体全体が浮力を受け、関節への負担が軽減され、日常では出来ない関節の動きも水中だと容易に出来るようになります。
高齢者である筆者が以前ひざが痛くなった時に、陸では痛みを伴う動きも、浮力のある水中では色々な方向に動かすことが出来ました。その結果驚くほどひざの動きが良くなりました!
心肺機能の向上
クロールを中心とした泳ぎは持久力や心肺機能の強化に繋がります。
高齢者である筆者自身も仕事後の疲れ方が軽くなりましたね。老いによる持久力や心肺機能の低下がとっても不安でした。妻とたまに低山のぼりをしていますが、一休みしなくても登頂出来るようになりました。登頂後の熱いコーヒーが堪らないです。
リフレッシュ効果
特に高齢者は、水中での爽やかな環境の中で身体を動かすことは、ストレス解消やリラックス効果が大いに期待出来ます。
ありがたいことに妻との夫婦喧嘩が激減したんです。そして、いたわりの言葉も増えましたね。高齢者である筆者がクロールを泳ぐことは夫婦間の平和にも関与しているんですね。苦労を共にして来た妻とはずっと仲良くしていきたいです。
【高齢者の水泳】クロールの注意点
無理のない範囲
水泳は年齢や体力に合わせて、無理のない範囲で泳ぐことが大切です。…とは言っても、なかなか練習の経過の中でスパッと終われない性分なんですね。高齢者なのに筆者はやり過ぎて疲労を残してしまう傾向があります。
高齢者である筆者はこの事実を反省し、今年に入ってからはやり過ぎない練習に切り替えました。それが功を奏したのか妻も観戦していたマスターズ大会で自己ベストが出ました!
ウォーミングアップ
特に高齢者は必ず十分なウォーミングアップを行い、身体を温めてからプールに入りましょう!
高齢者である筆者はスクール前に、水中ウォーキングで身体を慣らしています。大股歩きで対角線に手足左右交互に歩いたり、後ろ向きに歩いたり横向きに歩いたりして十分な準備をしていますよ。
体調管理
特に高齢者は体調が悪い時は無理をせず、休息を取りましょう!
高齢者である筆者も体調管理には十分気を付けてはいます。だるさが残ってすっきりしない時には必ず休むようにしています。家族に心配かけないことが一番ですからね。実際休むことって意外と難しいですが、今日休んじゃえばまた明日からいっぱい泳げますからね!
指導者のサポート
高齢者でもあり初心者や不安な方は、必ず指導者の指導を受けましょう!
高齢者である筆者は不安じゃなくても、必ず指導者のアドバイスを受けるようにしています。スクールでは皆さんとアドバイスを受けたり、個人ではパーソナルレッスンで特にクロールの指導を受けています。独学は技術の遠回りになりますからね!
【高齢者の水泳】クロールの効果的な練習方法
呼吸法
高齢者の水泳も同じで、口で息を吸い、鼻と口で息を吐くなど、クロールを泳ぐ時に自分に合った呼吸法を見つけましょう!
高齢者である筆者は呼吸法習得には相当の時間を費やしましたね。時折タイミングが合わず水をガボッと飲んでしまうことが度々ありました。自身、飲んだ水が気道に入らないように注意はしていますが、泳いでいて慌てることがありますので十分気を付けましょうね!
手足の動き
クロールを泳ぐ時に手足の動きをスムーズに行えるように、ゆっくりとした動作から始めましょう!
高齢者である筆者はこのところ、両脚の又に「プルブイ」という浮き具を付けてクロールを泳ぐことが多いですね。特に高齢者や初心者は水泳中に足が沈みがちになるので、この浮き具は腰をグンと浮かしてくれるので大助かりしていますよ!
身体の回転
高齢者の水泳にこの動きは少し時間がかかりますが、身体を左右交互に軽く回転させるようにすることで、よりスムーズに泳ぐことが出来ます。
ローリングという動作ですね!
高齢者である筆者はこのローリングを会得するまでたくさんの時間がかかっちゃいました。今はやっと慣れて来て更に体幹をきっちり使って身体を動かしています。クロールは更に対角線を意識して泳ぐとスピード感を味わうことが出来てとっても気持ち良いです。
浮力
クロールを泳ぐ中で水に浮く感覚を掴み、身体全体で水を切るようなイメージを持ちましょう!
高齢者である筆者はこの水にずっと長く浮いている状態が非常に難しく覚えるまで相当な時間を費やしてしまいました。水泳では、けのびと言いますが、この技術を身につけてからはクロールを泳いでる際に水面をすうーっと滑っていく感覚があり、とっても気持ちいいですよ!
【高齢者の水泳】クロールのおすすめ練習方法
初心者向け
クロールを泳ぐ時に足をバタ足して、腕を左右交互に前に出すシンプルな動きから始めましょう!
高齢者である筆者の水泳を始めた頃の泳ぎは、体幹を使うことなど一切知りませんでしたし、この時期はとにかく腕をグイグイ、脚をバタバタと力いっぱい動かして泳いでいました。すぐに息がゼイゼイしてしまっていましたね。
中級者向け
クロールを泳ぐ時に腕の回転を大きくし、より早く腕を回して泳ぐ練習をしましょう!
高齢者である筆者はこの時期は、肘を高く上げて腕を回すとか、キックは脚の付け根から動かすとか知識だけは分かっていましたが、ただ形を物まねするような泳ぎ方をしていて、形だけのカッコ良いクロールを追求していましたね。
上級者向け
クロールを泳ぐ時の息継ぎのタイミングや息継ぎの回数を工夫して、効率よく泳ぐ練習をしましょう!
高齢者である筆者の現在の泳ぎの状況は、上級者の技術にはまだまだ未熟でほど遠い段階です。しかし身体の軸となる体幹が最初に動き始め、手足はその後からつられて付いてくるような、泳ぎを意識して練習していますよ。
【高齢者の水泳】クロールのまとめ
高齢者にとってクロールは非常に泳ぎやすく、そして奥深い泳法です。
クロールは水泳の中でも健康を維持するために効果的な泳ぎ運動ですし、リフレッシュ効果も高いので気分も晴れて人にも優しくなれます。
安心して長く続けていくためには医師、インストラクターや専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。
クロールは4泳法全ての技術が含まれています。
先ずクロールに時間を割き、中級者クラスぐらいまで徹底して泳いで頂くと他の泳ぎへの効率が高くなります。
クロールを中級者クラスまで成長させたらバタフライの練習に入る!
クロールを中級者クラスまで成長させたら平泳ぎの練習に入る!
クロールを中級者クラスまで成長させたら背泳ぎの練習に入る!
というようにクロールの成長度によって他の泳ぎの成長度が効率よく高まります。
体力が心配な我々高齢者でも水泳は、とにかく始めやすい運動です。その中でも親しみやすさのあるクロールは大いに楽しめる水中運動です。さあ始めましょう!
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