「頑張る我が子を撮ったのにブレていた…」そんな悔しい経験、ありませんか?
水泳大会は、子どもの努力と成長を記録に残す絶好のチャンス。
けれど、水しぶきやスピード感に翻弄され、うまく写らないと悩む保護者は多いものです。
この記事では、初心者でもできる“シャッタースピード”の基本と設定のコツを丁寧に解説。
大切な一瞬を、くっきりと写すための撮影術をお届けします。
水泳の撮影とシャッタースピード!:重要ポイント
水泳の撮影では、シャッタースピードの選択が決定的に重要です!
その設定によって、動きの瞬間や水しぶきの美しさを鮮明に捉えることができます。
例えば、息継ぎの瞬間や飛び込み時のシャッターチャンスには、速いシャッタースピードを使うことで水しぶきや表情を鮮明に捉えることができます。
また、動きの流れを表現したい場合は、シャッタースピードを遅く設定して水の滑らかな動きを描写することができます。
プールサイドでの撮影では、防水カメラや防水ケースの使用が望ましいです。
これは機材保護だけでなく、水しぶきがかかる場面でも安心して撮影を続けることを可能にします。
さらに、安全面を考慮し、滑りやすい場所での足元にも注意することが大切です。
適切なシャッタースピードの選択に加えて、撮影の前にどのシーンを撮りたいのかを明確にすることが、成功への鍵となります。
シャッタースピードを活かした写真撮影を楽しみながら、独自の視点で感動的な瞬間を捉えてみてください!
水泳の撮影とシャッタースピード!:はじめに
「せっかく頑張って泳いでいる我が子を撮ったのに、顔がブレて見えない…」「水しぶきばかりで、フォームがわからない…」
そんな経験はありませんか?
水泳大会は、親にとっても大切な晴れ舞台。我が子の成長を形に残したいと思うのは、どの家庭でも共通する願いでしょう。
しかし、水泳は「速い・遠い・濡れる」の三重苦。普通の撮影とは一味も二味も違う難しさがあります。
中でも、写真がブレてしまう原因の大半は“シャッタースピード”の設定にあります。
本記事では、カメラ初心者の保護者でもすぐに実践できる「水泳撮影×シャッタースピード」の基本とコツを分かりやすく解説します。
スマホ撮影の工夫や、よくある失敗と対策も紹介しますので、最後までぜひご覧ください。
水泳大会が難しい3つの理由:なぜブレるのか?
まずは、水泳大会が写真撮影においてなぜ難しいのかを整理しましょう。
①動きが速い
水泳選手は、1秒の中に複数の動作を含むスポーツ。
バタフライの腕の振り、飛び込みの瞬間、ターン時のキック…。
これらは、シャッターを切る一瞬に収まらないほど高速です。
②距離がある
観客席から撮る場合、選手との距離は10m以上あることも。
アップで撮るには望遠レンズが必要ですが、ピント合わせがシビアになります。
③水しぶきと反射
プールの水面は、光を反射し、カメラのAF(オートフォーカス)を混乱させます。
また水しぶきが選手の顔を隠し、せっかくの笑顔が見えないことも…。
こうした条件の中で「鮮明に」「ブレずに」撮るには、シャッタースピードの理解が欠かせません。
シャッタースピードとは?水泳撮影における基本知識
カメラの“シャッタースピード”とは、シャッターを開けて光を取り込む「時間」のことです。
- 速いシャッタースピード(1/1000秒など)
→動いているものを“止める”ことができる - 遅いシャッタースピード(1/60秒など)
→動くものが“ブレて”写る
水泳のような動きの速い被写体には、1/800秒〜1/2000秒の設定が理想的です。
これを知るだけで、撮影の精度は大きく変わります。
シーン別・おすすめシャッタースピード設定一覧(初心者向け)
撮影シーン | シャッタースピード目安 | コメント |
---|---|---|
飛び込みの瞬間 | 1/1600〜1/2000秒 | 最も速く!水しぶきも止まる |
バタフライの腕の動き | 1/1000〜1/1600秒 | 動きが速いのでしっかり止める |
自由形や平泳ぎの横顔 | 1/800〜1/1250秒 | 表情も鮮明に写る速度 |
表彰台・静止シーン | 1/200〜1/400秒 | 動きがない場合は遅めでもOK |
ポイントは、動きがあるシーンは「1/1000秒以上」を目安にすること。
慣れてきたら、試合ごとに設定を微調整してみてください。
カメラ初心者でもOK!設定方法とコツ
「うちのカメラ、難しい設定なんてできない…」という方もご安心ください。
初心者向けの一眼レフやミラーレスカメラには、「シャッタースピード優先モード(SモードまたはTvモード)」があります。
Sモードの使い方
- ダイヤルを「S」または「Tv」に合わせる
- シャッタースピードを「1/1000」に設定
- あとはカメラが他の設定(F値・ISO)を自動調整してくれます
このモードを使えば、動きを止める写真が簡単に撮れるようになります。
光が足りないときはどうする?ISOと絞り値の調整
シャッタースピードを速くすると、写真が暗くなりがちです。
そんなときは次の工夫を。
①ISO感度を挙げる
ISOを上げれば、暗い場所でも明るく撮れます。
・室内プール:ISO1600〜3200が目安
・屋外プール:ISO400〜800程度でOK
※ISOが高すぎると画像にノイズ(ざらつき)が出るので注意。
②F値(絞り)を小さくする
「F2.8」「F4」などの低い数値は、背景をぼかし、明るさも確保できます。
ただし、ピントが合う範囲が狭くなるため、選手をしっかり捉える必要があります。
スマホでも撮れる?水泳撮影での工夫と注意点
最近のスマートフォンは性能が高く、Proモードやスポーツモードでシャッタースピードを操作できる機種も増えています。
スマホ撮影の工夫
- Proモードがあるなら「1/1000秒」に設定
- 望遠レンズがあると顔が大きく写る
- AI補正をOFFにして「そのままの姿」を写すのもアリ
注意点
- 防水機能があっても、プールサイドに落とすと危険
- ピントが水しぶきに取られやすいので、顔にロックオンする工夫を
撮影の成功体験:とある保護者のエピソード
私の知人に、カメラ初心者だったお母さんがいました。
最初の大会では、頑張るお子さんの写真が全部ブレてしまい、大泣きして帰宅…。
その後、「シャッタースピード優先モード」の存在を知り、一念発起してカメラの説明書を熟読。
次の大会では、飛び込みの瞬間、ターンのキック、ゴール後の笑顔を見事に収めることができました。
後日、お子さんから「ママ、写真ありがとう」と言われ、泣き笑いしながら印刷して家族でアルバムを作ったそうです。
実録体験談①:最初の大会で「全滅写真」
東京都在住のMさん(小4男子の母)は、初めての水泳大会にコンパクトカメラを持って参戦。
応援の合間に夢中でシャッターを切ったものの、帰宅後の写真を見てガックリ。
「ピントが水しぶきに合ってて、息子の顔が全部ブレていたんです。
笑顔も努力も、何一つ残せなかった…」
それ以降、彼女はSNSで調べて“シャッタースピード”の重要性を知り、カメラをSモードで使いこなすようになりました。
2回目の大会では、飛び込みやターン、ゴール後の笑顔をバッチリ収められたとのこと。
実録体験談②:「スマホでもここまで撮れるとは!」
大阪のYさん(中1女子の母)は、普段使いのスマートフォン(ハイエンド機種)で大会撮影に挑戦。
Proモードで「1/1000秒」に設定し、望遠モードを併用したそうです。
「まさかスマホでこんなにキレイに撮れるとは思わなかったです。
飛び込みの瞬間も、ゴール後のガッツポーズも、しっかり表情まで写っていました」
AI補正をオフにすることで自然な色味と水の質感が残り、あとでフォトブックにして祖父母にプレゼントしたところ、とても喜ばれたとのこと。
実録体験談③:「兄弟で主役を分け合った1枚」
千葉県のSさん(小6と小2の兄弟の母)は、大会で両方の子を撮るのに悩んでいました。
「上の子はスピード勝負、下の子はまだフォームがかわいらしいので、撮り方を変えないと全部同じに見えてしまって…」
彼女は、長男のバタフライには1/1600秒、弟の平泳ぎは1/1000秒に設定し、それぞれの特徴をくっきりと表現できたといいます。
「2人とも自分の写真が主役っぽく見えたようで、家でも競い合っていました(笑)」
今では毎年、大会アルバムを作るのが恒例になったそうです。

孫娘は水泳が大好きです。
男勝りなところがあり、結構力強い泳ぎをします。
爺としては、めちゃくちゃ嬉しいですね!
その、懸命な泳ぎ姿を上手く撮りたいのですが、なかなか上手く撮れません。
今度の大会までには、色々勉強して上手になりたいです。
よくある失敗とその対策
失敗例 | 原因 | 解決策 |
---|---|---|
ブレてる写真 | シャッタースピード不足 | 1/1000秒以上に設定する |
暗い・ざらつく | ISOが高すぎる or 光不足 | F値を下げる・明るい場所を選ぶ |
ピントが合わない | AF設定のミス | 顔認識モード、中央一点AFなどに切り替える |
顔が見えない | タイミングの問題 | 連写モードで枚数を稼ぐ |
水泳の撮影とシャッタースピード!:まとめ
水泳大会は、親子にとってかけがえのない時間。
その瞬間を写真という形で残すことができれば、それは一生の宝物になります。
ブレない写真を撮るためには、
- シャッタースピードの理解
- 実際に試してみる勇気
- 失敗を繰り返しながら上達する姿勢
この3つが大切です。
「完璧な1枚」は、技術だけではなく、**子どもを思う“親のまなざし”**があってこそ撮れるもの。
次の水泳大会、あなたも“決定的瞬間”を撮りに行きませんか?
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