あなたは、お子様に水泳を習わせてはいるが、技術向上やスピードに不安を感じていませんか?
体幹を鍛えることは、泳ぎをより効率的にし、スピード向上に不可欠です。
強い体幹があれば、バランスが向上し、事故のリスクが低減され、安心して水泳を楽しめます。
お子様の成長を促すために、体幹トレーニングを取り入れることをお勧めします。
水泳(子供)のトレーニング!:手引き
子どもが楽しく水泳を習得するためのアイディア
水泳は子どもの成長に役立つ素晴らしい活動です。
親子で取り組むことで、安心感や絆を深めながら、スキルを磨くことができます。
以下に楽しい練習法をご紹介します。
1. 水になれるための工夫
まずは水への親しみを高めるため、お風呂や浅いプールで顔や手に水をかける遊びを取り入れましょう。
親が笑顔で見本を示すことで、子どもの緊張がほぐれます。
2. 浮力を感じる体験
浮き輪やビート板を使い、子どもが自分の体が水に浮く感覚を楽しむことが重要です。
この段階では、無理に泳ぎを教えようとせず、水を楽しませてください。
3. バタ足の基礎
プールの壁につかまりながら、親子でバタ足を練習しましょう。
親が実際にやってみせることで、子どもは動作を理解しやすくなります。
4. 遊びを交えた練習
水中で「宝探し」ゲームやビート板を使った競争をすることで、子どもが自然に泳ぎの基本を学ぶことができます。
5. 長く続けるための習慣作り
楽しい道具やご褒美を活用しながら、水泳を日常生活に取り入れましょう。
「週末のプールデー」やアイスクリームでのちょっとしたお祝いが、子どもにとって楽しみになります。
水泳(子供)のトレーニング!:私の孫も「伸び悩み」で悩んだ一人でした
私は日本水泳連盟認定の水泳指導員資格を持ち、まだ日は浅いですが、子どもたちの水泳指導にも携わっています。
しかし、最も苦労したのは、実は自分の孫の指導でした。
小学2年で25メートルを泳げるようになった孫は、周囲の子に比べてスピードが出ず、「なんで僕だけ遅いの?」と自信を失っていました。
そこで気づいたのが、泳ぎの土台となる「体幹」が弱いということ。
いくら練習を積んでも、軸がブレて推進力をロスしている状態だったのです。

孫はめちゃくちゃ可愛いですが、立場上、孫を中心に指導はできませんから苦労しましたね。
体幹を鍛えるメリットとは?
水泳は全身運動であると同時に、水中でバランスを保ち続けるスポーツです。
体幹がしっかりしていないと、足が沈んだり、フォームが乱れたりしてしまいます。
実際、指導現場でも「フォームは上手なのにタイムが出ない子」は、体幹に課題があることが多く見受けられます。
体幹を鍛えることで期待できる効果は次のとおりです。
- 姿勢・フォームの安定
- 疲れにくい身体づくり
- 怪我や事故の予防
- 練習への集中力向上

陸上とは違い、浮いている状態で運動することをきちんと伝えることが難しいところですね。
自宅でできる!親子で取り組む体幹トレーニング3選
親子で一緒に取り組める簡単な体幹トレーニングをご紹介します。
器具不要で、毎日10分あればOKです。
①プランク対決
- 方法:うつ伏せになり、肘とつま先で体を支える
- 時間:親子でタイマーを使い、誰が長くキープできるか競争
- 効果:腹筋・背筋・骨盤周辺が鍛えられ、姿勢保持力がアップ
②ペア・バランススクワット
- 方法:背中を合わせてしゃがみ、呼吸を合わせて立ち上がる
- 回数:5〜10回×2セット
- 効果:脚と体幹の連動性が向上。親子のコミュニケーションにも◎
③ボール渡しトレーニング
- 方法:仰向けで寝て、足でボールを挟んで親に渡す→戻す
- 回数:5往復
- 効果:腹筋下部を使うことで、キック時の安定性が向上
※注意点:床が滑りやすい場所では行わず、マットやカーペットの上で行ってください。

とにかく、子供が親御さんに「明日もやりたい!」と思ってもらえるように楽しさを工夫したトレーニングが必要ですね。
実際の変化:孫の例
週に3回、上記のトレーニングを続けた結果、孫に次のような変化がありました。
- クロールの25mタイムが 28秒→21秒 に短縮
- コーチから「フォームが安定してきた」と評価
- 本人が「泳ぎが楽しい」と前向きに
たったの3週間でここまで変わるとは、私自身も驚きでした。
ポイントは「短時間でも継続すること」と「親が一緒にやること」です。
Iさん親子の体験談:プランク対決で親子の絆がアップ
親子でタイマーを使い、プランク対決を行うことで楽しく体幹を鍛えたそうです。
競争形式にすることで子どもが積極的に取り組み、自然と体幹が鍛えられました。
お母さんやお父さんが一緒に取り組むことで、競争心だけでなく、家族の絆も深まる効果があったと感じられます。
Kさん親子の体験談:成長記録動画でモチベーションアップ
お子さんの水泳を週に一度動画に撮影し、1ヶ月後に過去の記録と比較することで、自身の成長を実感させたというアイデアもあります。
過去のフォームと現在のフォームを比べることで、目に見える成果を確認でき、子どものモチベーションが高まったというお話です。
これにより、子どもが「もっと上手くなりたい!」と思い、自然と練習に励むようになったのだとか。

私は身内には、ついつい熱くなりやすい性格なので、とにかく冷静に練習を進めていきました。
練習が嫌いな子でも続く!モチベーションの工夫
子どもに「運動=楽しい」と思わせるには、親のサポートがカギです。おすすめの工夫をご紹介します。
● シール作戦
できた日はカレンダーにシールを貼り、10枚たまったら小さなご褒美を。達成感と継続力が育ちます。
● 成長記録動画
週1回だけ泳ぎをスマホで撮影しておき、1ヶ月後に比較。「自分でも成長が見える」とやる気がアップします。
● 親子でご褒美ルール
「3週間続いたらプールに遊びに行こう!」など、楽しみを目標に設定すると、続けやすくなります。

子供さんを、追い込まないように気を付けて楽しく練習することが最も大事なことですね。
よくある質問とアドバイス
Q. どれくらいの頻度が良い?
→ 週2〜3回が理想。1回10分から始めてみましょう。
Q. 続かないときは?
→ 無理にやらせず、まずは「1分だけ」でOK。始めることが大切です。
Q. 効果はどれくらいで出る?
→ 子どもの体力や集中力にもよりますが、2〜4週間でフォームの安定性が変わってきます。
水泳(子供)のトレーニング:まとめ
子どもの水泳は「泳ぎ方」も大切ですが、その前に「泳げる身体」をつくることがもっと大切です。
体幹トレーニングは、筋力だけでなく、自信や継続力、そして親子の絆も育ててくれます。
「一緒に頑張ろうね!」
そのひとことが、子どもにとっては何よりの応援になります。
今からでも遅くありません。
親子で楽しみながら、体の土台をつくる習慣を始めてみましょう!
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