これから水泳を始めようとしているシニアのみなさん!
何から手をつけたらいいのかわからない・・・なんて状況にありませんか?
スクールは?・・・水着は?・・・練習方法は?・・・
この記事では、
・水泳初心者シニアスイマーが初めに用意すべきもの
・水着の選び方
・水泳初心者シニアスイマー向け練習メニュー
・高齢者が水泳をする注意点
・水泳教室の選び方
これらについて解説しました!
じっくりお読みいただき参考にしてくださいね!
1 水泳の高齢者における初心者へ:魅力を探る
身体に優しい
水の中では浮力が働き、身体が相当軽くなり動くことが楽になります。
関節にかかる力がずっと少なくなり、運動中の怪我のリスクが減少します。
高齢者である筆者は、水の中の浮力のおかげで、身体が硬く重い自身も楽に動けるので、次第に遊び感覚で、子供時代のような仕草もできるようになり楽しくなりました。
全身の運動
手足を動かすことで、心肺機能を強化し、筋肉をバランスよくし、そして心臓を鍛えることができます。
高齢者である筆者は、全身の運動が楽にできることから、水中独特の抵抗を上手く利用しています。
それは動きの中で筋トレになったり、呼吸の意識で持久力が増したりと水の恩恵を受け、嬉しく感じています。
でも、間違わないでください、高齢者の水泳は筋トレよりも柔軟性や泳ぐ姿勢が特に大事になります。
高齢者なりの柔軟性を追求しましょう!
リラックスの効果
水に浸かることで心が落ち着きます。
それは、おのずとストレスを減らし、非常にリラックスできます。
高齢者である筆者は、この水の中でのリラックス感がたまらなくて、毎日通っているところがあります。
泳ぎの楽しさもありますが、リラックス感はとにかく最高です!
自身、水泳にハマったのは先ずリラックス効果があって、これが最高に気持ちよかったからだと思います。
2 水泳の高齢者における初心者へ:準備するもの
必要な道具
快適な水着
高齢者である筆者は、水着選びはこだわっていて、同じメーカーのもので色違いを数枚持っています。
実際水着は、保温効果があって浮きやすい素材のものから、薄手の軽快に動けるものまで、種類は多いです。
マスターズ大会用の水着はFINAのマークが入っているものと限定されます。
※FINAマークとは、国際水泳連盟に承認された水着についているラベルのことで、マスターズ大会などの競泳競技で使用できることうを示します。
視界を良くするゴーグル
高齢者である筆者は、ゴーグルにもこだわりはあります。
やはり各メーカーのものをいくつか持っているんですが、未だ、これだというゴーグルには出会っていません。
水質保持や衛生上の理由と髪の毛や頭皮を守るためのスイムキャップ(着用厳守)
高齢者である筆者は、練習用は水の感覚が分かり易いメッシュタイプのキャップを使用しています。
それは、頭が水中にあるか、水面に出たかが分かり易いからです。
実際、泳いでいる最中の頭の位置は後々技術的な面で非常に大事な要素になりますよ。
初心者の時から意識すると良いと思います。
浮き具としてビート板やプルブイ、身体に身につけるフロート(初心者に使うと安心です)
※フロートは身体にしっかり身につける浮き具で幼児や初心者(水に多少恐怖感がある)
高齢者である筆者は、たまに拝見するんですが、水の中に入ることを少しためらう方もいらっしゃいます。
でも、それもごく自然なことだと思います。
そんな方のためには、先ずプールのふちに腰かけて足だけ水に入れて「ばしゃばしゃ」といわゆるバタ足をしてもらったりして徐々に水に慣れていきます。
直に身につける※フロートは、水に入ることに恐怖感がある方はこれで安心出来ると思います。
身体が安定して浮いていますのでとても安心感があります。
一番良いのは、インストラクターがいるスクールに入って、水慣れからきちんと指導してもらうことが、一番の上達の道だと思います。
3 水泳の高齢者における初心者へ:水泳メニュー
水泳スタート前の準備(約10分~15分)
水中ウオーキング:プールの浅い部分でゆっくり歩き、身体を温めましょう。
水に触れる感覚を感じながら自信をつけましょう。
高齢者である筆者は、毎回、ウオーキングコースに入り、念入りに身体を動かしながら大股歩きをして身体を温めます。
大股歩きはそのまま脚のストレッチになります。
水の抵抗に逆らいながら、腕を左右交互に前に出したり、回したり、腕をクロール泳ぎをするような格好で歩いたりします。
基本的な運動(約20分~30分)
ビート板を使ったバタ足:プールの端に掴まって、バタ足をしてみましょう。
慣れてきたらビート板を両手でつかんで同じようにバタ足してみましょう。
陸上では味わえない水に浮かんでの下半身の運動です。
これで下半身が鍛えられます。
高齢者である筆者は、このバタ足運動は何処のスクールへでも積極的に行う運動だとは思いますが、最初は足全体に力が入り過ぎて疲労度が大きい運動になります。
自身は平泳ぎのカエル足キックの方が好きなので、こちらの練習が多いです。
浮き具を使う:フロートを使って身体を支えることで、水に慣れながら楽しむことができます。
実際、インストラクター(コーチ)の居るスクールでは、コーチが介添え役もしてくれますが、スクールの事前に行われる水慣れのコースを利用することで早く水に慣れます。
※フロートとは身体に身につける浮き具を言います。
※水慣れコースはスクールによっては無い場合もありますので事前に確認してください。
高齢者である筆者は、最初から水には結構慣れていました。
子供時代に夏休みのほとんどを、近場に湖水場があったのでそこで過ごしていました。
そんなことから自身の現在の浮き具は、技術をアップするためのものとして使っています。
自前のビート板とプルブイを持参してプールに通っています。
クールダウン(約10分):再び水中ウオーキングや軽いストレッチをしながら、心と身体を落ち着けていきます。
高齢者である筆者は、このクールダウンをするか、しないかで、翌日に残る疲れ方が全く変わってくることを強く感じています。
自身、初心者の時期にはまだクールダウンの大事さはわかっていませんでした。
みなさんには、早い時期から実行してほしいと思っています。
4 水泳の高齢者における初心者へ:安全対策
水温を確認
プールに入る前に水温が低くないか確認しましょう。
快適な温度で行うことが大切です。
高齢者である筆者は、個人的に水温を変えることは勿論不可能ですが、事前に水温は確認できますので、それらに応じて身体を温める施設、例えば運動前のサウナの時間をたっぷり取ったり、サウナ中に軽いストレッチを入れたりして体温を上げてプールに入る準備をしましょう。
無理をしない
身体が疲れたら、すぐに休憩をとりましょう。
この運動は楽しく続けることがポイントです。
高齢者である筆者は、これ、すごく大事なことですよ!
無理は絶対に禁物です。
身体に違和感を感じたら途中でも切り上げましょう。
切り上げる勇気、非常に大切なことです。
友人や家族と一緒に
誰かと一緒にいると安心感が増し、もっと楽しくなります。
高齢者である筆者は、入会時はひとりでしたが、すぐに同年代の仲間に恵まれました。
今はその方達とプール内で会話したり、泳いだ後サウナでゆっくりおしゃべりしたりしています。
仲間が欲しいのは皆さん同じだと思います。
5 水泳の高齢者における初心者へ:メンタルのサポート
リラックスする時間
水中で目を閉じて深呼吸してみると、心が落ち着きます。
ゆったりとした気持ちをもちましょう。
高齢者である筆者は、水の中のリラックス感が大好きで、ぼお~っとしながら目を閉じて水面をふわふわ浮いてみたりします。
息を少しずつ吐きながら沈んで、水底に仰向けになって上方の水面のキラキラ輝く光景をゴーグル越しに見たりします。
何か日常と離れた感覚に浸るのが心地良く好きな時間帯です。
子供時代、夏休みの毎日を近場の湖で過ごした思い出が、今、プールの中で甦っています。
水藻が生い茂るあいだをかき分けて泳ぎ、空中遊泳のような感覚を楽しんで遊んだ毎日でした・・・
小さな目標を設定
例えば「今日は25メートル泳ぐ」といった小さな目標を決めることで、一歩ずつ成長できる楽しみを感じます。
高齢者である筆者は、この小さな目標の設定は本当に真剣になり、楽しかった思い出があります。
スクールでバタフライを指導され、そのあと、興味は距離を伸ばしたいなと・・・
向こうの壁までは25メートルなんですが、これが中々大変なんですね。
10メートル泳げました!さあ15メートルだ・・・20メートルか・・う~ん、ちょっとキツイな・・・
そんな感じで毎日、毎日チャレンジしていきました。
最終的には、あの辛いバタフライも200メートル泳げるようになりました。
最初から大きなチャレンジは挫折の元になりかねません。
コツコツいきましょう!
「継続は力なり」・・・
6 水泳の高齢者における初心者へ:地域リソースの活用
地域リソースというのは、みんなが使える身近な「資源」や「サービス」のことです。
例えば、
・プールやサッカー場:みんなが運動したり、水泳を楽しんだりできる場所。
・地域のセンター:高齢者向けの運動教室や活動がある施設。
・病院やクリニック:健康のことを相談できる場所、先生や看護師がいるところ。
・ボランティア団体:人々を助けたいと思っているグループで地域の人たちをサポートしています。
・イベント:地域で行われる楽しいお祭りやスポーツ大会など。
水泳教室や高齢者クラスを探す
地元のプールやコミュニティセンターで、高齢者向けの水泳教室を探してみましょう。
仲間ができて楽しく練習できます。
水泳教室を探す条件として:
1 施設の安全性
水温の管理:快適で適切な水温(通常は28℃~30℃)が保たれているか?
滑りにくい床:プールサイドの床が滑りにくくなっているか?
安全器具の有無:救命具や手すりなど、安全対策が整っているか?
高齢者である筆者は、特に念入りに調べたのはプールサイドの床の滑りやすさと、泳いだ後の階段の滑りやすさですね。
泳いだ後は身体が疲れているので、ふらつきやすい状況にありますので、いつもも注意しています。
2 プログラムの内容
高齢者向けのプログラム:高齢者用に考えてあるカリキュラムがあるか?
初心者向けのサポート:初心者向けのクラスや、個別指導の選択肢があるか?
リハビリの対応:特に必要な場合、リハビリテーションや専門的な指導が受けられるか?
高齢者である筆者は、自身が入会した水泳教室は初級者コース、中級者コース、上級者コースがあって、初心者の方にも安心できるカリキュラムが用意されています。
泳ぐだけではなく、時間帯を変えると水中ダンスや水慣れコースなど、用意されていますので、事前のチェックは入念にしましょう。
3 講師の専門性
資格保有者:インストラクターやコーチが専門の資格をもっているか?
老年医学の理解:高齢者の健康状態や身体の特性を理解しているか?
高齢者である筆者は、自身が入会した水泳教室は各コーチの皆さんが、それぞれ資格を持っています。
自身が参加する時間帯は高齢者コースがメインになっていますので、安心して参加しています。
しかし、すべての水泳教室がそうであるかは分かりませんので、事前のチェックはしておきましょう。
4 受講生の人数
少人数制:一人あたりの指導が行き届くように、クラスの人数が少ないか?
個別対応:各参加者に対して、個別のアドバイスや支援が行われいるか?
高齢者である筆者は、自身が入会している水泳教室は初級、中級、上級とコースが3つありますので、上手く分散されています。
事前のチェックは忘れないでくださいね。
5 アクセスの良さ
交通の便:自宅から通いやすい場所にあるか、公共交通機関や駐車場の有無は?
バリアフリー:階段や段差が少なく、車いすでもアクセス可能な施設か?
高齢者である筆者は、自家用車で通える場所で駐車場も余裕ある広さがあり安心して通っています。
バリアフリーも確認してから入会しました。
事前に細かくチェックし、スタッフさんにもどんどん質問することが大事だと思います。
6 料金や費用
料金の透明性:受講料が明確で追加料金が発生しにくいか?
割引や助成制度:高齢者割引や地域の助成制度が利用できるか?
高齢者である筆者は、自身が通っている水泳教室はスタッフさん2名が常勤していますので、その辺のことは遠慮せず聞いていますが、遠慮は後々トラブルの元になりますので、しっかり聞いて納得してから入会するようにしましょう。
7 教室の雰囲気
リラックスできる環境:参加者が気軽に参加できるようなアットホームな雰囲気があるか?
友達づくりが出来る場:他の参加者との交流が促進される教室であるか?
高齢者である筆者は、この辺は自身も仕事(サービス業)で慣れていますので、打ち解けるのは早かったです。
しかし、全員がそういうわけではありませんね。
でも、こういうところへ出向く以上は積極的に振舞ってしまった方が良いと思いますよ。
8 口コミや評価
他の参加者の声:教室の評判や評価をチェックして、実際の体験談を参考にする。
地域の評価:地元の信頼性の高い情報源(友人、家族、地域のコミュニティ)からの推薦。
これらの条件を考慮することで、高齢者が自分に合った水泳教室を見つけやすくなります。
大切なのは、安全で安心できる環境の中で楽しみながら基本的な水泳技術を学べる場所を見つけることだと思います。
高齢者である筆者は、自身が通っている水泳教室は隣県ですが、県境に自宅があり評判は常に入ってきていました。
身近な人たちが何人か通っていたので、入会するまで時間はかかりませんでした。
子供たちのコースや育成コースとは時間帯がはっきり分かれていて、昼の部と夜の部があり、高齢者に合わせた時間帯なので、心置きなく通っています。
みなさん、楽しみたくて参加しているので、すぐに打ち解けて仲間もたくさんできますよ!
水泳の高齢者における初心者へ:まとめ
水泳は、高齢者でも安心して始められる楽しい運動です。
健康を維持し、心地よい時間を過ごすための素晴らしい選択肢だと思います。
少しずつ自分のペースで進めていき、水に慣れて身体を動かしていくことで健康も心も豊かになります。
ぜひ、新しい水中の楽しさを見つけて、生き生きとした毎日を送りましょう!
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